Tech Ed 2008 Yokohamaには参加しません。

そろそろTech Edの季節ですね。
今年は、残念ながら参加できません。

理由は、8月から新しいプロジェクトに参加する(でもまだ始まらない・・・)ことが大きいのですが、それ以上に年々レベルが落ちてきていることがあげられます。
Tech Edに初めて参加したのは2000年なのですが、「ハイレベルなセッションが満載ですごくわくわくするイベント」という印象でした。
ところがここ数年で明らかにレベルが落ちてきていて、去年は400(高度な知識を有する人向け)のセッションでも、一般の人向けという感じでした。
理由はいくつかあると思います。まずあげられるのが参加者のレベルです。Tech Edの参加者は、現場で技術を使いこなしている人であるべきなのですが、実際に参加している人を見ると、次のような2タイプが多い気がしています。

1. 管理職のおじさまがたが情報収集にきている。
2. 新入社員が技術を勉強しに来ている。

この2タイプの人たちにハイレベルなテクニカルセッションをしても意味がありません。そのためにレベルを落とさざるを得ないのではないでしょうか。

また、集客とレイティングの方法もレベルを落とす原因ではないかと思います。
当然、あのような場でセッションを持つからには、第1に集客が重要になります。
人を集めるには、参加者が興味を持ちそうなタイトルをつけます。そして人が集まります。
次に必要なのは評価です。評価が低いと、その人の評価が下がることになります。
食付きのいいセッションタイトルにしたために、レベルの高い人、低い人両方が来ていますが、参加者は技術レベルがそれほど高くない人が多いため、評価を上げるためには、技術レベルを下げることになります。
参加者は、セッションタイトルは見るけど、セッションレベルは見ません。

こうやってレベルが落ちていくのではないでしょうか。
(あくまで推測です)