Re: マイクロソフト伝説の「闘うプログラマー」に関する3年前の誤報

闘うプログラマー[新装版]

闘うプログラマー[新装版]

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20090724/334425/

この記事では、カトラーが Windows Live 部門に移ったことによって、Windows OS の開発から離れたというのは誤報で、実際には Azure の開発で Windows の開発を継続していたという内容です。

この記事は、よく覚えていて、Windows Live部門に移ったということで、Web上のサービス開発をするのかと思っていました。
当時、僕にも Azure のように PaaS の発想はなく、Web 上に Web サービスでつなぐ API (サービス)群を提供して、クライアント アプリから API を呼び出すことによって、利便性を実現しようということだと思っていました。

PaaS のよさはなんといっても、ハードウェアの調達が不要なことです。調達をやったことがある人はよくわかっていると思いますが、サイジング、見積もり、納期の調整、セットアップなど、結構面倒な作業です。これがカットできるだけでもかなりの労力が軽減できると思います。SLA の問題がありますが。

そういえば、前職の若手が「開発はオフショアに行くかもしれないけど、インフラはなくならないからインフラに行った方がいいと親に言われました。」と言ってました。これもなくなる可能性も出てきましたね。社内のネットワークは、残るかもしれませんが。(先日の川崎 和男さんの講演では、それも WiFi になると言っていました。)

繰り返しににありますが、クラウドのおもしろさは、開発自体よりもプラットフォームを用意する必要がないことです。その視点で Azure をいじってみるとおもしろさがわかると思います。